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エステサロン開業に必要なものとサロンを成功させるための秘訣とは?

2024年12月20日エステ
エステサロン開業に必要なものとサロンを成功させるための秘訣とは?

はじめに

エステサロンを開業したい」と思っていても、漠然としたイメージしかできない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、エステティシャンから独立して自分のエステサロンを持ちたい方、育児や本業の傍ら自宅サロンをはじめてみたい方など、これからエステサロンを開業した方に向けて、開業に必要なものや資金はどれくらいなのか、実際にオープンしてからどれくらいの費用が必要になるのか、経営を成功させる秘訣などをお話していきます。

エステサロンはすぐに開業できる!

まずはじめに、エステサロンを開業するにはどれくらいの期間が必要になるかご存知でしょうか?
結論を言うと、1か月以内でもエステサロンを開業することは可能です。
開業までに時間がかかってしまうケースとしては、

  • 資金調達のため申請をした融資や補助金の審査・受理に時間がかかる。
  • 美容機器などをローン契約をする場合のローン会社の審査に時間がかかる。
  • 物件がなかなか決まらない。
  • 開業する決断ができずつい先延ばしにしてしまう。

などがあります。
弊社では今まで2,000サロン以上の開業をサポートしていますが、オーナー様に開業する意志があり、資金調達(ローン含む)や物件の準備が順調に進む方は大体3ヶ月程度で開業されていらっしゃいます。

エステサロン開業前に必要な資金・費用

エステサロンを開業する為には資金面のことだけではなく、事業計画書の作成やお店のコンセプト作り、メニューの検討、開業届けの提出など、多くのことを準備する必要があります。
今回は開業する前と後に何が必要でどれくらいの費用がかかるのか、という具体的な内容にフォーカスしますが、まずは開業までの全体的な流れを知りたいという方は以下の記事もご覧ください。
脱毛サロンの開業準備についての記事ですが、エステサロンでも同様の流れで進められます。)

関連記事:脱毛サロンの開業準備に必要なものは?開業までの流れを詳しく解説!

物件契約費用

自宅の1室でエステサロンを開業する方は新たに物件を借りる必要がないため、物件を契約するための費用はかかりません。
自宅とは別でマンションの1室を借りる場合やショッピングモールなどのテナントを借りてオープンする場合は、敷金や礼金、仲介手数料などの費用がかかってきます。
地域にもよりますが、駅近で10坪の1Rマンションを1室借りて1ベッドでエステサロンを開業する場合、家賃が約10万円程度かかってきます。
敷金・礼金・保証金などを考えた場合、家賃が10万円の物件であれば大体40~120万円程度初期費用としてかかると考えておきましょう。
また、物件は契約したタイミングから家賃などが発生するためオープン日より大幅に早く契約をしてしまうと余分な固定費がかかってしまうので注意が必要です。

内装・リフォーム工事費用

賃貸やテナントの場合はもちろんのこと、自宅サロンの場合でも内装工事は必要になります。
特に自宅サロンの場合は生活感が出やすいため注意が必要です。
エステサロンへ来て下さるお客さまは非日常感を求めていらっしゃる方が少なくないため、生活感が出るものは目隠しをしたり、装飾やディスプレイなどでエステサロンの雰囲気づくりを行うことが大切です。
リフォーム工事を業者に頼む場合ピンキリですが、一般的なエステサロンの場合は坪単価が20万円程度になることが多いとされています。
先程説明した10坪のエステサロンであれば約200万円程度かかると考えておけばよいでしょう。
元々過去にエステサロンなどを経営していた居抜き物件の場合、一部の工事が不要になるため相場よりも安く施工が可能な場合もあるので、自宅サロン以外を考えている方は居抜き物件を検討してみてもいいかもしれません。
また、エステサロンで使用する美容機器によっては電圧変更(100V→200V)が必要になる場合がある為、電気工事費用(工事の規模により1~10万円程度)も考えておきましょう。

美容機器購入費用

ハンドトリートメントのみを行うエステサロン以外の場合は美容機器も導入する必要があります。
脱毛機や痩身機、美顔機などエステサロンのコンセプトやメニューに合った美容機器を購入しましょう。
購入方法としては、現金一括・ローン・リース・レンタルなどがあり、メーカーにより価格や購入可能な方法も異なります。
最近は安い美容機器であれば100万円台から、また3万円台からのレンタルを行っているものもあるので、いろいろ探してみましょう。
一般的にはローン払いか現金一括払いで購入される方が多く、ローン払いの場合、利子などでトータルのコストは上がってしまいますが、月々の分割払いができるので初期費用は抑えることができます。

関連記事:リースとレンタルとの違いは?業務用脱毛機のリース契約におけるメリットとデメリット

関連記事:業務用脱毛機をレンタルで導入するメリットとデメリット

施術用備品購入費用

施術用の備品とは、エステの施術時に必要な備品のことです。
エステサロンを開業する場合、当社としては以下の備品の準備を推奨しています。
(業務用化粧品以外をそろえた場合、大体10万円前後かかる計算になります。)

  • 施術用のベッド(手動昇降ベッドだと◎/3万円前後)
  • 防水ベッドシート(ジェルなどを使用する施術の場合防水シートを引いておくとお手入れ・衛生的に◎/1,500円前後)
  • ワゴン(小物や備品を入れる。キャスター付きのものが◎/8,000円前後)
  • タオルシーツ(ベッドに敷く用のもの。回転率・洗濯回数によって複数枚購入が必要/5,000円前後)
  • バスタオル、フェイスタオル(汗やジェルの拭き取りやシャワー後に体を拭くために使用。ベッドにも敷ける。こちらも複数枚購入が必要/500~1,500円前後)
  • ペーパーショーツ/ブラジャー(施術時にお客さまへ着替えていただく。使い捨て/800円前後)
  • 電気シェーバー(脱毛サロンの場合必須。フェイシャルの施術前などにも使用する/3,000円前後)
  • スパチュラ(ジェルなどを塗布する際に使用する/100円前後)
  • コットン(メイク落とし、化粧品などを使用する際に必要/600円前後)
  • ゴム手袋(掃除、施術時に使用する。使い捨て/1,500円前後)
  • ガウン(お客さま用。施術前後に着用する/1,200円前後)
  • 遠赤外線消毒器(備品などをサロン内で消毒する際に使用/小型のもので9,000円前後)
  • タオルウォーマー(タオルをあたためる際に使用/小型のもので5,000円前後)
  • ボウル(塗布するジェルなどを入れるために使用/300円前後)
  • 施術で使用する業務用化粧品(施術用のジェル、ローションや導入美容液、クレンジング剤、基礎化粧品など。業務用のものを卸売り価格にて購入する/各メーカー参照)

お客さま用備品購入費用

お客さま用備品とは、施術以外でお客さまに使用していただく備品のことです。
例えば、スリッパやコート掛け、ロッカー(着替え用や貴重品用の鍵つきのものなど)、ひざ掛け、ウェルカムドリンクなどを出す場合はグラスなどのようなものです。
こちらはサロンのコンセプトや雰囲気に合わせて、統一感のあるものや、生活感がでないものを選びましょう。

通信機器類購入費用

通信機器類とは携帯電話やパソコンやタブレット端末、インターネット環境などを指します。
エステサロンの予約を電話やLINEで受ける場合やSNS等の投稿をしたい場合などは携帯電話が必要になります。
(ちなみに、LINEやSNSはパソコンでも行えるため、出先でも行いたい場合やスマートフォンの方が操作が慣れている場合などに必要になります)
電話で予約を受ける場合はホームページや予約サイトなどに番号を公開する必要があるため、プライベートのものと分けたい場合は新規での契約が必要になります。
余分に端末がある場合は通信契約のみ行う必要があり、格安スマホなど安い物だと月額1,000円~利用できるものもある為、目的に合ったものを選びましょう。

エステサロンの経営にはパソコンやタブレット端末も必要になります。
予約や顧客管理、売上表の作成などで表計算アプリ等を使用する場合、カウンセリングを電子ファイルで行う場合はパソコンやタブレット端末が有効です。
ノートパソコンの相場はだいたい5~10万円前後となり、またExcelなどの表計算ソフトを購入する場合は別途ソフトウェア購入費用が必要となります。
Googleのスプレッドシートなど無料で使用できるものもあるので活用すると良いでしょう。

インターネット環境を整える場合は、回線の開通工事が必要になる場合があります(大体3万円前後)。
例えば光回線の場合、既に光回線を利用する工事が終わっている部屋の場合は工事費用がなく開通工事ができることもありますので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
また、Wi-Fiなど無線の利用を行う際はルーターという機械(1万円前後)も必要になりますので合わせて揃えておきましょう。

広告宣伝費用

お客さまにエステサロンへ来てもらうためには、サロンの存在を知ってもらう必要があります。
例えばホットペッパービューティーに掲載する場合、最低でも月額2.5万円が必要になり、検索結果などで上位に表示させるには何十万も費用がかかります。
また、web広告やSNS広告などで集客する場合も、最低でも10~30万円くらい費用がかかることを覚えておきましょう。
その他、チラシやクーポンを印刷して配布する場合はデザイン・制作料や印刷料金などがかかるので、どれくらいの費用をかけられるのかあらかじめ考えておくといいでしょう。

施術練習費用

エステティシャンが独立する場合、1から施術の練習をする必要はまずありませんが、初めてエステティシャンになる方や、初めて導入する美容機器の場合は、実際のお客さまの施術をする前に施術の練習が必要になります。
外部で講習を受ける際は受講費用がかかることもあります。
美容機器の場合、大抵は購入したメーカーが無料で講習を行うか、安価で講習をしてくれるケースがあります。

スクール・資格取得費用

エステサロンは美容師の様に国家資格や免許がなければ開業できないということはありません。
したがって開業前に必ず費用がかかるわけではありませんが、個人的に資格を取っておきたい、技術や知識の勉強をしたい、という方はその為の費用も準備しておくといいでしょう。
資格を取りたい方やスクールで学びたい方向けのプログラムが用意されている一例としては、一般社団法人 日本エステティック協会、一般社団法人 日本エステティック業協会、一般社団法人 日本脱毛安全普及協会などがあげられます。
資格の取得には数万円程度、スクールに通う場合は数万~数十万程度の費用がかかることが多いでしょう。

エステサロン開業後に必要な資金・費用

開業前にこそ多くの資金が必要と思われがちですが、開業してからもさまざまな費用がかかります。
こういった定期的に継続して必要になる費用のことを「ランニングコスト」と言います。
開業からどれくらいでランニングコストを上回る売上を上げ利益を得られるか、初期投資の費用をどれくらいで回収できるかなどをエステサロン開業前から計画を立てておくと、開業後に思ったよりも経費がかかってしまって赤字といった事態を避けられるようになります。
エステサロンの開業後には、主に以下のような費用が毎月かかってくるでしょう。

美容機器の支払い・メンテナンス費用

開業するエステサロンがハンドトリートメントのみの施術メニューでない場合は、なにかしらの美容機器を購入していると思います。
開業前に現金で一括払いをしていれば毎月の支払いの必要はありませんが、多くの場合はローン払いやリース場合、レンタルなどで購入をしているかと思いますので、美容機器の支払いの費用が毎月発生します。
ローンやリース場合の場合は支払いが終わるまで、レンタルの場合はレンタル期間中ずっと費用が発生します。
レンタルの場合は安い物でも月額3万円~、ローンやリースの場合は本体価格と支払い回数にもよりますが数万から数十万くらいかかる場合があります。
また、意外と計算をしていない方が多いのが美容機器のメンテナンス費用です。
機械によっては定期的にメンテナンスをしなければならなかったり、故障が多く修理費用が思った以上にかかってしまうケースがあります。
美容機器の年間のメンテナンス維持費は約150万円以上と言われています(※自社調べ)。

家賃・駐車場代

自宅の一室をエステサロンにしている場合は、追加で発生する家賃はありません。
テナントや賃貸の場合は家賃や管理費、更新費などが毎月固定でかかってきます。
また、車を利用する顧客が多い地域や、車で来店することを前提とした立地にエステサロンがあり駐車場を借りる場合は駐車場代も毎月かかってきます。
その他駐車場を借りない代わりに、駐車券のサービスを行う場合はその費用がかかりますので考えておきましょう。

光熱費

  • 美容機器の出力の電気代
  • 自分で洗濯を行う場合の洗濯機、乾燥機の電気代や水道代
  • 照明や空調設備の電気代
    • など、自宅でエステサロンを開業した場合でも、サロン運営の為に新しく導入をした電気機器類を使用するための光熱費は追加でかかってきます。

通信費

インターネット環境を入れている場合は毎月の通信費がかかります。
大体相場で5~6千円前後くらいになります。
また、接続機器をレンタルしている場合やオプションをつけている場合は月額利用料の他にも追加で費用が発生します。

広告宣伝費用

エステサロンを開業したあとも毎月一定の数の新規のお客さまに来てもらうため集客が必要になります。
開業前準備に必要な金額と同じく、ホットペッパービューティーに掲載する場合最低でも毎月2.5万円以上、インターネット広告などを行う場合は最低でも10~30万くらいはかかるということを覚えておきましょう。

クリーニング費用

エステサロンでは日々大量のガウンやリネンを消費します。
ベッドにかける用のもの、施術中にお客さまのお体にかける用のもの、ジェルなどを拭きとる際に使用するもの、お客さまがシャワーの後に体を拭くために使用するものなどなど…。
それらを自分で洗濯・乾燥を行わない場合は業者へクリーニングを依頼することになる為、クリーニング費用が固定で発生します。
多くの場合はクリーニングを頼む量によって金額が変わってきますので、毎月何リットルくらい洗濯物が出るかを考え、かかる費用を見積もっておくといいでしょう。

消耗品購入費用

使い捨てのものや使用していく中で定期的に買い替えが必要になるものは、都度購入の費用がかかってきます(タオルなどのリネン系やペーパーショーツ、シーツ、コットン、施術に使用するジェルなど)。
また、導入しているマシンによっては定期的に部品の交換が必要になるケースもあり、その場合は部品交換費用もランニングコストに入ってくるので注意しましょう。

保険料の支払い

保険はエステサロン開業には必須ではありませんが、万が一施術行為によりお客さまのお肌やお体にトラブルが発生してしまった場合など、店舗側のミスでなんらかの過失が発生してしまった場合にも保険に入っていれば補償されます。
その場合は毎月の保険料の支払いが発生しますので、保険料もランニングコストとして計算しておきましょう。

税金の支払い

例えば、自宅でエステサロンを開業した場合は個人事業主にあたりますので、1年間の所得を税務署へ報告する確定申告を行い所得税を納税する義務があります。
課税対象の所得金額により税率や納税する金額もかわりますので、開業後は税金の支払いのことも頭に入れておきましょう。

人件費

自分一人でエステサロンを経営している場合は発生しませんが、自分以外のスタッフを雇う場合は人件費が毎月発生します。

エステサロン開業費用の抑え方

ランニングコストが毎月固定かかってしまうとはいえ、何もせずに好きにお金を使っていたらいつまでも利益は増えていきません。
抑えられるところは積極的に経費の削減を行い、利益が多く残る経営を目指しましょう。
以下はエステサロン開業費用の抑え方の一例になります。

自宅サロンからスタートする

テナントや賃貸でエステサロンを行うよりも、自宅の一室でエステサロンを開業する方が家賃や人件費等もかからず、初期費用やランニングコストを抑えることができます。
まずは自宅サロンからスタートし、事業が軌道に乗ってきたら物件を借り増床したりスタッフを雇っていくといいでしょう。

助成金・補助金を利用する

助成金や補助金を利用した場合、まとまった額の現金が受け取れる可能性があります。
エステサロンや脱毛サロンなどの開業時に使用できそうな助成金については以下でいくつかご紹介していますので気になる方はそちらもご覧ください。

関連記事:知らなきゃ損!脱毛サロン開業に役に立つ助成金

無料集客を利用する

広告やホットペッパービューティなどへの広告宣伝費をかけずにお客さまを集客できるようになれば、その分コストを削減することができます。
例えば、

  • ホームページやSNSを活用して新規集客を行う
  • Googleマイビジネスプロフィールを利用して新規集客を行う
  • 無料の集客支援サイトへ登録をする

などがあげられます。

フリマサイトやセールを活用する

例えば消耗品などはセールのタイミングを狙ってまとめ買いをしたり、消耗品以外の備品(ベッドなど)はフリマサイトなどを利用したりして中古で購入することで多少はコストを抑えることができます。
余談ですが、業務用の痩身機や脱毛機がまれにフリマサイトに出品されていることがありますが、弊社では購入はおすすめしておりません。
理由が気になる方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事:中古の業務用脱毛機を購入する場合のメリットとデメリット

エステサロン開業を成功させるための秘訣

エステサロンの多くは、契約による固定客(リピーター)がついたとしても、一定期間が過ぎるとお客さまが卒業していくビジネスモデルになります。
(例:痩身サロンの場合-○kgなど減量目標が達成された。脱毛サロンの場合は全身脱毛が完了した。など)
その為、毎月一定の数の新規のお客さまに来店していただきリピーターになってもらうことがサロン経営成功のために必要になります。

新規集客成功のために必要なこと

新規集客を成功させるためにはいくつか必要な要素がありますが、ここでは2つの基礎をピックアップしてお伝えしたいと思います。

他サロンとの差別化

まずは、「他サロンとの差別化」です。
エステサロンは全国にたくさん存在しており、お客さまがエステサロンを探す際、ほぼ100%近隣サロンと比較をされています。
お客さまが他のサロンではなく、自分のサロンに絶対に通うべき明確な理由、オンリーワンの強みを持つことが大切です。
例えば、弊社の開発した業務用脱毛機バイマッハミニには、ヒト幹細胞とイオン導入ができる機能がついています。
これは他のメーカーのマシンには搭載していない機能になり、集客をする際に「ヒト間導入脱毛」や「イオン導入脱毛」とうたうことができます。
お客さまが、同じくらいの金額、同じくらいの所要時間、距離感のエステサロンで予約を迷っている場合、ただの美用脱毛とヒト幹細胞脱毛であれば、お客さまはプラスアルファがあるヒト幹細胞脱毛を間違いなく選んで予約をしてきます。
その他にも、例えば脚痩せをしたいお客さまがいた場合、ただの痩身サロンと脚痩せ専門サロンがあった場合は、多くの方は脚痩せ専門サロンを選ぶでしょう。
こういったように、他サロンと比べられた時に勝てるくらいの差別化があるサロンは新規集客に置いて成功することができます。

フロントエンドを設ける

2つ目は「フロントエンドを設ける」ということです。
フロントエンドとは、「顧客を集めることのみを目的とした商品や価格」のことです。
例えば「1回3万円」のメニューの場合、お客さまの心理としては「行ったこともないサロンに3万円も払って効果もなかったらどうしよう」と予約を踏みとどまってしまうでしょう。
そこで、例えばそのメニューが「初回体験1回無料」で売り出されていた場合、「無料であれば最悪はずれサロンだったとしても損はないからいいだろう」とお客さまの予約のハードルが下がり、本来であれば予約につながらなかったお客さまの予約の獲得ができるようになります。
フロントエンド商品とは、そういった集客を目的にした商品のことを指します。
フロントエンドは集客をするのが目的のため、利益を出すことは考えないようにして設定します。その代わり、フロントエンドで集客をしたお客さまをバックエンドで利益が出せるような設計にすることが大切です。

これらの基礎を使用した上でのより具体的な集客テクニックについては弊社が主催している、エステサロンの開業向けセミナーで詳しくお話をしていますので、詳細を知りたい方はそちらをご受講ください。

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契約率UP(リピーター獲得)のために必要なこと

先述した通り、エステサロンはリピーターにより成り立つ商売です。
ここでは、契約率が上がるカウンセリングのポイントを少しだけご説明します。
まず、下図をご覧ください。

圧倒的成果を生み出すカウンセリング方法

このように、圧倒的な成果を生み出すカウンセリングの方法は、信頼関係構築40%、必要性作り30%、提案20%、クロージング10%の比率で行います。

信頼関係構築

まずは信頼関係構築ですが、質問→傾聴→理解→承認を繰り返すことでお客さまを深堀していきます。

信頼関係構築のコミュニケーションの流れ

例えば「お悩みとして気になりだしたきっかけは何ですか?」「お悩みによりご不便やご苦労を感じられた点は何ですか?」「そのように至った原因で考えられることはありますか?」などの質問でお客さまの来店の目的を知る。
傾聴により「自分ごと」としてお客さまのお話を受け止める。
お客さまのお肌・お身体の状態を「気持ちの面もこめて」理解、承認をする。
信頼関係構築コミュニケーション中はここではこちら側の話や商品説明の話は一切しない。
などといったことが大切になります。
お客さまが質問以外のことも話すようになると心の扉が開いてきますので、信頼関係構築が芽生えだした段階で、次のステップの必要性作りに進みます。

必要性作り

必要性作りとは「今すぐ欲しい」「絶対にこのサロンでやりたい」といった、強烈な「WANT」を作り出すことです。
お客さまが自分のサロンでサービスをうけることで「どのようなお肌、お身体が手に入るのか?」「どのような感情が手に入るのか?」「私生活や人生にどのように影響するか?」
信頼関係構築の段階で聞いたお悩みを、エステのサービスを受ける(=お悩みを解消する)ことによりどういった価値が手に入るのか、ということをイメージしてもらうことで、お客様の願望やゴールが明確になり、欲しくてたまらないワクワクした状態を作り出せるのです。
ここまで出来たらやっと商品説明に入ります。

提案

先ほどの必要性作りでイメージをした、お客さまの「未来の理想の姿、生活、人生」を「現在の状態」からどのようにギャップを埋めて実現ができるのか、ということを商品を絡めて説明をしていきます。
この時に、商品説明と一緒に「来店回数や施術時間」「他のサロンとはどうちがうのか」「どれくらいで効果がでるのか」「他のお客さまの感想」なども一緒にお伝えするといいでしょう。
ここのステップでは、必要作りで立てたゴールに「最短・最安で到達できるコース(道筋)」をお客さまにお伝えすることが重要です。

クロージング

ここまでの信頼関係構築→必要性作り→必要性作りで立てたゴールへの最短のルート(コース提案)を辿ったとしても、料金を伝えたお客さまには価値よりも金額が頭に残り、今までの会話は「無」になることを覚えておきましょう。
価格の伝え方として効果的な方法の1つとしては、「価値+価格+価値」というように、価格を価値で挟んで伝えるという手法があります。
例えば、「全身脱毛12回コースが192,000円です」と伝えられるのと「ムダ毛や自己処理で悩むことのない自信を持ったお肌が他サロンでは3年40万以上かかるところ、当サロンでは1回16,000円、12回合計で192,000円とエリア最安・最安で行えます。一生涯、全身のお肌に自信を持っていただき、輝かしい毎日を手にしていただくことができます。」と伝えられるのでは大分印象が異なります。
最後に価格で締めくくるとどうしても脳が価格でいっぱいになってしまうので、価格を価値でサンドイッチすることで効果的な伝え方ができるようになります。

ここで紹介したことは一例になり、より具体的な方法や内容が知りたい方は是非セミナーにご参加ください。明日から使えるこれらのノウハウを無料セミナーにてお話ししています。

マーケティング、経営を学ぶ

これまでご説明したように、サロン経営の成功のためにはマーケティングや経営術を身に着けることが大切です。
そして、「成功している経営者から学び、真似をする」ことが一番の近道と考えられます。

弊社の業務用美容機器を導入いただきエステサロンを開業されるお客さまのほとんどの方が経営初心者です。
そんな経営初心者の方でも無料でマーケティングが学べるセミナーを各種ご用意しておいます。
まだ開業していない方や、弊社のマシンを導入していない方でもご参加いただけますので、「マーケティングを勉強してみたいけど何から始めたらいいかわからない」という方や、「マーケティングの基礎を学びたい」という方は是非参加してみてください。

まとめ

このように、エステサロンは開業するまでも、開業してからも一定の資金がかかります。
さらに、エステサロン経営を成功させるためには、新規集客やリピーター獲得戦略など、マーケティングスキルや経営術も大切になってきます。

当社では、はじめてエステサロンを開業する方向けに、開業支援サービスも行っております。
具体的な目標が決まっている方も、いずれ自分のサロンを開業したいけどまだ漠然としている方など、どなたからでもご相談を無料で受け付けています。

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